プーアール茶は雲南省南部から南西部を原産地にする中国茶で黒茶の一種です。また、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイと老樹が存在し、多くの人が愛飲しています。
 生茶と熟茶の二種類が存在しています。製法は加熱によって酸化発行を緩めた緑茶で、コウジカビで発酵させる熟茶と年月を重ねて熟成させる生茶があります。
 大手飲料メーカーなどが使っているのは概ね熟茶の方であり、基本的にお茶の色がよく出るという意味合いからもあるようです。

 生茶は残存する酵素で発酵された茶葉であるため生産されて日の浅い茶葉は緑茶に近い風味と味を持ちます。しかし、年代を重ねるごとに熟成発酵されたお茶の風味を伴い烏龍茶や紅茶のような香りとなって、熟成されたプーアール茶独特の香りと味わいになります。
 生茶によるもっとも特徴的なことは香りにあります。経年熟成により香りが変化するのは生茶だけであり、熟茶にはその変化がほとんどありません。
 
 一方熟茶はコウジカビを利用する製法です。年代を経た茶葉の再現を短時間で行う製法で生産量を考えるならばこちらの方に軍配が上がります。生茶に比べて色がよく出るというのは前述乗の通りですが、一般的に知られているプーアール茶はこちらの方が多いと思われます。 

 効能としては、血の循環を助け、血行を良くする。いわゆる新陳代謝を助ける作用があり、お通じの改善で免疫力を高めてくれます。新陳代謝は皮膚を新しく艶のあるものにしてくれます。シミやシワといったお悩みのある方には手軽に試せる飲料でしょう。そのほかにも熟茶には脂肪分解の効果があるとされており、より熟成されたプーアール茶ほどその効果が高いとされています。より熟成されたプーアール茶は薬茶ともされ、中にはビンテージとして希少価値が付くそうです。当然お値段もそれ相応なので興味のある方はお財布に余裕があるときに試してみるといいでしょう。
 
 良質のプーアール茶は強いコクを持ちます。そのコクを引き出すのがミネラルを含む土壌です。
理想は粘土質で鉄分の多い土壌。ただし、亜鉛や銅等のミネラルが入った土壌は茶葉に渋みを強く含むため好ましくありません。また、雨の少ない環境ほど良質なお茶ができるとされています。

 このようにプーアール茶と一言でいってもその産地や製法、そして細かく地域を指すだけで味も風味、そしてその品質も変わってくるという事がお分かりでしょう。ただ時間を重ねた茶葉だけではなく、良質の茶葉を経年熟成させたビンテージ物のプーアール茶は、どのような味や風味がするか興味を覚えます。健康や美容に対するケアを兼ねながら、美味しく飲めるプーアール茶。まさに医食同源とはこのお茶の為にあるのかもしれません。